Diary |
● 3/23(Sun)
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昨日は予想外のショックに見舞われ、日記をスキップしてしまいました。 うう、ダメ人間になっています。 気を取り直してイタリア旅行記<中編> フィレンツェに行ったら、ここへは行かねばいかんだろう。のひとつ。 ウフィッツィ美術館。 開館30分前に並びましたが、すでに40人ほどいました。 でも、開館と同時に入れたので良かった良かった。 最初の方の部屋は中世の宗教画が主。で、時代が進んでいくと画家ごと・地方ごとに部屋が出てきます。 私はほとんど個人旅行と変わらない状態だったのですが、後から後から団体さんがいらっしゃいました。 傍らで解説を聞いているとそれなりに楽しいですが、団体パックツアーでは自分の好きな絵の前で何分もぼーっとしていることができないのは、本当に不便で自分には無理だと思う。 ここにある有名どころはボッティチェリの『春』『ヴィーナス誕生』、レオナルドの『受胎告知』、ミケランジェロの『聖家族』、ラファエロ『ひわの聖母』etcかな。 ティッツィアーニのヴィーナスは東京に出張中でした。無念。 レオナルドはわざわざ去年、上野まで見に行ったのに……残念。でも、あのときは人に押し流されるようでゆっくりと対面できなかったので、今回は心ゆくまで味わわせていただきましたv ラファエロは……前日に見た方が好みでした。 あと、それほど有名ではないのですが、『レダ』(誰が描いたのかメモってこなかった)。 ギリシア神話の本によく挿絵のある、白鳥に化けたゼウスと王妃レダと双子のカストル、ポルックスのやつ。 こんなところに生息してたのか!とちょっと感動しましたが……絵はがきが売ってなかったのがプチショック。 また、ここの屋上からは街を見渡せて良い感じ。 大聖堂のクーポラに上った人間が蟻のように見えます。 カフェもあります。 中途半端な時間だったので、そのままサンタ・クローチェ教会へ。 ここもまあ、天井が高かった。 昨日のサンタ・マリアほどシマシマしてませんでしたが、やっぱりシマシマの名残が所々に。 もうこのころになると、感動が薄れてきています。 近くに見えた正体不明の建物を確認し(警察署と国立図書館だった)、スーパーによっていろいろ購入。 なんとなくおいしそうだったので、ハンドメイド風のケーキも購入。 野菜が足りなかったんで、サラダも購入。 普通に犬が入り込んでたんだけど、誰も注意しないし、レジのおばさんも笑ってるだけ。 おおらかだ。 しかも、客の飼い犬ではなかったようで、私がスーパーを出てしばらく歩いて振り返ったら、犬も一匹でてくてく歩いてました。 そんなこんなで夕方になってしまい、さてどこに行くか。 ホテルから近いという理由だけで、サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂に行こう!ということに。 ちなみに、この二カ所の周辺。 それこそ韓国の「完璧な偽物あるよー」な雰囲気です。 本物を売っているお店が目と鼻の先、例えばグッチの本店なんか歩いて十分くらいのところにあるっていうのに……根性入ってるな。 サン・ロレンツォは、最初、「え?見れるのこれだけ?」と思ったら、入り口が別にあって、地下のお墓とかも見れるようになってました。 案内してくれる人がいないので不親切です。パンフレットを見ても、ドアが閉まっているから行けないのだと思い込んでしまう。 礼拝堂は……閉まってました。 開館は午前中だけ。 同じように来てしまい、帰っていく人がけっこう多かったです。 うーん、これはガイドブックを全く持っていかなかった自業自得だった。 夕食まで時間があったので、デパートをひとめぐり。 地下で雑貨(鏡面の小物入れとお土産用のペーパーナプキン)を購入。 本当はフレグランス系のものが欲しかったんだけど、プレゼントであげるには個人の趣味が大きいので断念しました。 組み立て式の時計もあったんだけど、これは予算オーバー。 雑貨は見ているだけで欲しくなりますねえ。 この日の夜は、一日目とはまた別のセルフのカフェ。 シーフードサラダとラザニアとカプチーノ。 食べ過ぎて昼間に買ったケーキを入れる余地がなくなりました。 |
● 3/21(Fri)
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イタリア旅行記<前編> というわけでイタリア行ってました。 とはいえ、いつもの海外旅行とは違って親の付き添い(……)なので特にハメを外したり、微妙な品物を扱うような店には入っていません。ええ、多分。 しかも私の仕事の都合上、せっかくのヨーロッパ、せっかくのイタリア。なのにフィレンツェのみ3日半です。 いや、ローマは怖いというインプリティングが働いてまして。 けれども、それでも全然時間が足りませんでした。 美術館一カ所、礼拝堂一カ所、宮殿一カ所落としました。 添乗員なしのツアー、念のために追加料金で空港・ホテル間の送迎をつけました。 トランジットは利用した事があるスキポールが良いなあと思ってたんですが、蓋を開けてみれば初ドイツ乗り継ぎ! ドイツ語わからないよ(注:大学の第二外国語はドイツ語でした。教科書の例文丸暗記で乗り切ったがね) −−案の定、フランクフルトの空港で盛大に迷子になりました。 いや、空港が工事中で、窓口がいろんなところに分散してたのがいけないんだ、きっと。 無駄にモノレールに乗りまくりです。 トランジット時間が3時間の余裕があって良かった……。 とりあえず、最初の危機を乗り越えて、フィレンツェ到着。 気温は東京と同じくらいでした。 天気も晴れてまして。 何より。 花粉がないって、いいね!! 初日はまず、メイン通りの位置関係と、何より遠くから攻めようとのことで親と意見が一致。 巨大な大聖堂に「おおー」と驚き、教会天国にわくわくし(私は教会スキーである)、母は視線が定まってませんでした(見るところが多すぎて)。 石畳の道を抜け、観光スポットのひとつであるヴェッキオ橋を渡り、辿り着いたのはピッティ宮。 外が地味なんですが、私の最大の目当てであるラファエロの絵があるんだー!ということで突撃。 ……外の地味さは何のカモフラージュですか?という感じでした。 壁一面、絵。 中世だから受胎告知と聖母子像と磔刑と肖像画がひたすらひたすらひたすら……。 しかもそれがやたらと豪華な部屋にかかってるわけです。 天井は天井で、直接彩色されたり、絵が描かれていたり、彫刻されたりしているわけです。 床も大理石とかで模様が綺麗に計算されているわけです。 どこを見ればよいのだ(汗) 本命のラファエロに辿り着く前にお腹いっぱいになってしまいました。 うん、本物はステキだったけどね。 聖母子像にクリティカルくらって、絵はがきも買いました。 この宮殿の後ろにはこれまた広大な庭園がくっついているんですが、捻挫の足をひきずった私には無理という事で、入り口の噴水で満足することに。 噴水も大きいです。 池の中で天使が泳いでる。 そんな噴水をいろいろな角度で写真を撮ってたらネコさん登場。 なにこのタイミング。 しかも、噴水の水を飲み終わると、こっちにすり寄ってきて、にゃあとおっしゃる。 近所の人に可愛がられているんだろうけれど、こちらは観光客。 餌なんか持ってないよー。 撫でても逃げないし、毛はふかふかだしでちょっと癒されてしまった。 ネコは万国共通の愛玩動物です。 と、横道を戻しまして。 そのあと、お昼をかなり過ぎてしまっていたのでカフェでピザ購入。 キノコのやつは美味しかったけど、トマトのはいまいち。 ホテルで一度足を休めた後に今度は駅の方へ。 駅でウフィッツィ美術館(ボッティチェリがある)の予約ができると聞いていたのですが、結局電話じゃないといけないらしくてあきらめました。 我らの語学力では不安がうなぎのぼり。 次の日に朝一で並ぶ事にして、近くの教会へ。 サンタ・マリア・ノッヴェラ教会。 外は白壁。中はシマシマ。 黒と白のしましま。 そして、大きい。 身も蓋もない感想ですが、日本の教会を見慣れているとヨーロッパの教会には圧倒されます。 ステンドグラスの方向性も違いますし。 何より、イタリアはカトリックのお膝元。 −−プロテスタントの知識はあってもカトリックはそれほどでもない私には未知の世界。 堪能して、その横にある薬局へ。 薬局は昔、修道院だったところで、石鹸を購入しました。買ったのは無難にラベンダーのもの。 ジャスミンやすみれ、ミントも気になったのですが、王道に負けました。 でも、ずっとスーツケースに入れておいたら、中がふわっと香ってうれしい代物です。 ここは商品目録があって、日本語版もあるので便利です。奥にはハーブや精油、チョコもありました。 むかしの天秤や乳鉢がおもしろい。 店の人は観光客に慣れてて、楽です。 ……うちの母は財布を忘れ、店員さんに追っかけられました。 初日から何やってるのー!と思いつつ、次の目的地へ。 と思ったら、すでにけっこう時間が経っていたため、ちょうど近かったフルラで財布と鞄購入。 日本の6割くらいの値段なうえに、財布はセール品でさらにオフ。 イタリアを選んだ理由のひとつがこれだったんで、日本未発売品を買えてかーなーり満足でした。 ちなみにもったいなくてまだ開けてません(おい)。 で、一日目は大聖堂の近くのセルフサービスのレストランで生ハムサラダとパスタを親とシェアして終了です。 飲み物はラテ。 紅茶党ですが、イタリアではやはりコーヒーでしょう。 リストランテやトラットリアに入るのを面倒がって、夜はずっとセルフサービスを利用していたのですが、ここのパスタが一番おいしかった。 明日は<中編>です。 |
● 3/20(Thu)
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三月はそろそろ終わりそうです。 が、今月の日記は初です。 消息を絶っているあいだに、国外へ脱出し、戻ってきました。 相変わらずヨーロッパは遠かった。 足の調子もちょっとはマシになってきたので、久しぶりにパソコンを開いたり何かしたり。 右足はそろそろ平気な気がするのですが(帰国早々、医者には包帯ぐるぐる巻きにされたが)、左足はまだまだです。 靭帯をかなり傷めてるので、今月末までかかるそうです。 実際に固定を外して歩くと、一歩一歩で痛みが駆け抜けます(汗)。 その状態で旅行行くなよ!の突っ込みは受け付けます。 でも、お金振り込んじゃってて、キャンセル料発生するし、完全に動けないわけじゃないし、だったので……つい。 罪滅ぼしにアビスひとつアップです。 ホワイトデーではありません。 カンタビレを開始した当初から予定していた話のひとつです。 コンセプトは「アッシュにも『師匠、ありがとうございました!』をやらせてあげよう」。 明日から例によってイタリア旅行記がしばらく続きます。 |